― わたしの一重ヒストリー ―
物心ついた頃からずっと、
「私は一重だから可愛くないんだ」って思ってた。
特に思春期。
まわりのぱっちり二重の子たちが羨ましくて仕方なかった。
素敵なあの子と、可愛くない私。
いつも誰かと比べては、自分を否定してた。
高校生、そして専門学生になってからは
アイプチで二重にして、ようやく「可愛い自分」でいられる気がしてた。
でも、大人になるにつれてふと思った。
「一重って、本当に可愛くないのかな?」
「なんで“このまま”を活かす方法って誰も教えてくれないんだろう?」って。
そんなとき、少しずつだけど
一重のままで可愛い韓国アイドルが増えてきたり、
一重に合ったメイクの情報もちらほら見かけるようになって。
「あ、一重って本当は、可能性に満ちてるのかもしれない」
そう感じ始めていた。
それでもまだ、二重への憧れがゼロになったわけじゃなくて。
よく見るインフルエンサーが二重メイクしてるのを見て
ちょっぴり切なくなることもあった。
でも、私はコスメが大好き。
だったら、一重メイクを発信する人がいないなら、自分がやってみればいい。
そう思って、3年前にインスタをはじめた。
でもそこでまた、壁にぶつかった。
美容系インフルエンサーって、美しい人ばかりで…。
「私なんて」「下手くそな私が発信していいのかな」って、
また自分を否定する気持ちが湧いてきた。
だから最初は、自分の顔すべてを見せるのが怖くて
“目元だけ”の発信をすることにした。
地道な発信だったけど、ある日
昔の私のように悩んでる一重の方から、あたたかいメッセージをもらって。
胸がぎゅっと熱くなった。
「私の過去の悩みが、誰かの心を少しでも軽くしてるかもしれない」
そう思えた瞬間だった。
その後、出産をきっかけに少しインスタからは離れてたんだけど、
その間に“マインド”と“美容”をあらためて学んだ。
マインドの勉強をして気づいたことがある。
それは
「今の私でいい。何かを足さなくても、すでに持っている」ということ。
人はつい「ないもの」に目を向けて、自分を責めがちだけど、
「あるもの」に目を向けることで、もっと自然体で、
今の自分を活かして生きられる気がした。
そして、コスメコンシェルジュの資格も取得できた。
これからは、正しい知識とともに、心まであたたかくなるような美容を伝えていきたい!
最後まで読んでいただきありがとうございます。